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【変貌する街】八王子 41階高層ビル 文化発信の核に(産経新聞)

 東京都多摩地区最大の約56万人の人口を擁しながら、東京地裁支部の立川移転、ミシュランの3つ星を得た高尾山の秋の行楽シーズンの観光客減少、法人市民税が過去最大の減少見込み−と何かとマイナスイメージがついて回った東京都八王子市が今年、生まれ変わる。(村上新太郎)

 その起爆剤となるのがJR八王子駅南口に今秋完成する地上41階建ての再開発ビルだ。高さ約158メートルは現在、多摩地区最高のグランタワー調布国領(調布市、約118メートル)を抜いて、多摩地区最高の高層ビルとなる。多摩信用金庫の支店、スーパーなどの店舗や住宅が入り、高架で車道から立体的に分離された歩行者専用の通路であるペデストリアンデッキを設置し、八王子駅南口の玄関口にふさわしい町並みの整備が図られる。

 総工費は約351億円。住民の反対運動などから紆余(うよ)曲折あり着工は計画から大幅に遅れたが、20年1月に着工。市では完成後の経済波及効果を約46億円と試算し、JR八王子駅を利用する乗客も年間約80万人の増加を見込んでいる。

 同市南口再開発推進室の中山恒夫室長は「これまで南口には核となるようなものがなかった。文化の拠点として活性化が図られ、市のランドマークになることを確信している」と自信を示す。

 中でも目玉は高層ビルに入る23年4月2日に開館する新市民会館だ。客席数は約2千席。エグゼクティブプロデューサーにロシア国立交響楽団首席客演指揮者に就任予定の世界的指揮者、西本智実氏を迎えた。3年間にわたり、クラシック音楽をベースにオペラやバレエ、演劇などの要素を取り入れた舞台芸術を西本氏がプロデュースし、「学園都市」など八王子の特性を生かしたオリジナル作品を含め年間複数本制作する。

 西本氏は「これまでいろいろな国に行ったが、逆に日本の技術、伝統文化をいかに伝えられるか常に考えてきた。大学などとも連携して八王子から世界へ発信したい」と抱負を語る。

 黒須隆一市長も「プロの演奏会などが見込まれ、八王子のにぎわいの起爆剤として大いに期待している」と鼻息は荒い。

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 八王子が再び脚光を浴びているスポットとして道の駅八王子滝山(同市滝山町)がある。都内初となる道の駅として19年4月に開所後、連日大勢の人でにぎわっている。

 売上高は20年度に10億円を超え、21年度は「10億円をはるかに上回る見通し」(同市農林課)。来場者も21年11月末現在、昨年同月比で約5万3千人以上増えている。

 売りは新鮮な地野菜。八王子は「少量多品目」が特徴で、毎朝、市内の約150の農家から新鮮なホウレンソウや大根などが直接届き、売り場に並ぶ。

 梅沢重明農林課長は「普通の道の駅はおみやげなどを買うのが目的の立ち寄り型が多いが、八王子はリピーターが多く、買い物に行く感覚で来場している」と分析している。

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by dipn45cpsp | 2010-01-15 01:17
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